よくある質問

当社に寄せられる質問を一覧にまとめました。
お問い合わせ前にご一読ください。

御見積・御注文について

技術的な内容について

  • オリフィス、フローノズル、ベンチュリ管の精度(不確かさ)について

    オリフィスによる流量測定の不確かさは、①流出係数、②膨張補正係数、③絞り比、④管の内径、⑤絞り孔径、⑥差圧、⑦流体密度、それぞれの値または不確かさにより算出します。

    流出係数の不確かさはISO5167(JIS Z8762)に次のように定義されています。

    絞り比βの範囲 流出係数の不確かさ
    0.1≦β<0.2 (0.7-β)%
    0.2≦β≦0.6 0.5%
    0.6<β≦0.75 (1.667β-0.5)%

     

    算出例はこちら「オリフィスの不確かさについて」を御参照ください。

  • 必要直管長さについて

    オリフィスの上流と下流には旋回流や偏集などが無く十分に発達した理想的な流れを得るための直管部が必要です。上流側に設置されている継手などのレイアウトとオリフィスの絞り比により必要な長さが変わります。詳しくはJIS規格を御参照、または当社の担当窓口へお問い合わせください。

  • 必要直管長が不足している場合の測定精度は?補正係数は?

    原則として補正係数や測定精度は予想できませんが参考になる情報を御提供できるケースもございます。当社の担当窓口へお問い合わせください。

  • 特殊な材質のオリフィスの製作は可能ですか

    市場での材料入手性、価格、機械加工の可否、溶接可否等により検討させて頂きます。当社担当窓口またはお問い合わせページよりお問い合わせください。

  • コーナータップとは?

    オリフィス、フローノズルの圧力取り出し方法の一つで、流量検出端(オリフィス、フローノズル等)の直前、直後で差圧を測定する方式をコーナータップと言います。製品にはオリフィスリングやオリフィスブロックがあります。

  • フランジタップとは?

    オリフィス、圧力取り出し方法の一つで、オリフィスの上流面、下流面から25.4mmの位置で差圧を測定する方式をフランジタップと言います。オリフィスフランジを用いるのが一般的です。

  • オリフィスプレートのドレン・ベント孔について

    水平配管に設置されたオリフィスの上流側へのエアー溜りやドレン溜りは測定結果に影響を及ぼします。適時解消しながら測定を継続する必要があります。これを目的とした小穴をドレンホールまたはベントホールと呼び管路やオリフィスプレート本体に設けます。
    垂直配管ではドレン・ベント孔は不要です。
    また絞り径が25.4㎜以下の場合は原則として設けていません。

  • ホルダー付オリフィスプレートのオクタゴナル型とオーバル型。選定基準はありますか

    オリフィスを設置する配管の仕様にあわせて御客様に選定頂いております。
    どちらを採用しても流量測定へ影響する差異はありません。

  • コンデンスポットRSVシリーズの耐用温度について教えてください

    ASME B31.1 122.3.2(c)によりコンデンスポットの設計温度は主配管設計圧力の飽和温度までを考慮しています。

  • 多段オリフィスとは

    減圧オリフィスの一種で、液体の減圧に使用します。
    こちらも参照ください。

     

  • オリフィスに向きはありますか

    ハンドル部分に刻印のある側を上流に向けて設置してください

  • オリフィスとフローノズルの違いは?選定方法は?

    1.断面形状の違い
    オリフィスとフローノズルでは絞り機構の断面形状が異なります。

    そのため発生する差圧の大きさに違いがあります。
    同じ絞り比のオリフィスとフローノズルに同じ条件の流体を流すと
    オリフィスに比べフローノズルはおよそ40%程度の発生差圧となります。
    これに伴い絞り部の圧力損失もフローノズルはオリフィスに比べ小さくなります。
    オリフィスの差圧(圧力損失)>フローノズル差圧(圧力損失)

    同じ差圧で測定する場合、フローノズルはオリフィスよりも60%程度多くの
    流量を流せるとも言えます。
    フローノズルはオリフィスでは差圧が大きくなり過ぎてしまう場合にも使用出来ます。

    2.製作の容易さ
    オリフィスはフローノズルに比べ形状が単純なため製作も容易です。

    3.不確かさ
    オリフィスは形状の単純さから製作が容易で精密に製作可能になり、
    その結果不確かさも小さくなります。
    オリフィスの不確かさはフローノズルに比べおよそ1/4程度です。

    4.価格
    同じ理由により価格もオリフィスのほうが安価になります。

    5.設置・取付け方法と交換
    オリフィスはフランジに挟み込んで使用するのが一般的です。

    フローノズルは高温や高圧の配管で使用されることが多く管内に溶接またピンで
    取り付けるのが一般的です。

    オリフィスはフローノズルよりも交換が容易です。

オリフィス等計算について

  • オリフィス計算書の絞り比がβ=d/Dになっていません

    温度補正によるものです。

  • 計算書に記載されている定数Cについて

    フローエレメントのサイジング計算、差圧計算においてあらかじめ計算可能な項を計算した値です。詳しくは「定数Cについて」を御参照ください。

  • レイノルズ数とは何ですか?

    慣性力と粘性力との比を表した無限の数で流体を扱う場合によく用いられる値です。
    算出式はこちらを参照ください。

  • 絞り比とは何ですか

    絞り機構の開口比で 絞り比=絞り径/上流管径 となります。

    一般的に絞り比をβ、絞り径をd、上流管径をDで表し、β=d/Dの関係になります。

検査・試験について

  • トレーサビリティーの提出は可能ですか

    寸法検査他、各種試験検査に使用した機器の校正証明書ならびにトレーサビリティー証明を提出致します。

  • 使用測定器について

    形状・公差に合わせ使用する測定器を選定して測定を行っています。

  • 実流量試験は可能ですか?

    可能です。
    外部機関の設備を利用して実施致します。

  • 検査成績書について

    完成した製品の寸法・外観検査・他、お客様の御要求仕様による各種検査(浸透探傷試験・耐圧試験等)を基に成績書を提出します。また使用した材料の証明書(ミルシート)も提出可能です。

  • 高圧ガス認定品の製作は可能ですか

    高圧ガス設備試験を受験し合格証を提出致します。

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